ようこそ「Kの世界」  The world of the 「K」

 「京生研」も、世界に向けて発信する時がきた。比喩ではない。私たちの仲間の実践が、外国語に翻訳される時代になったのだ。
 1983年夏、それまで府内の幾つかの地域で誕生していた生活指導のサークルが、連合し、京都府生活指導研究協議会(京生研)(全生研京都支部)となり、やがて、その活動の持続性と組織性と先進性によって、今や全国へとその翼を広げ、さらには世界に向けて飛び立つまでになってきた。 私たちの機関誌は、
   「Kの世界」
 ここには、いろんな思いが、込められている。
 それは、何よりもまず、
  Kodomo(子ども)の世界であり、
  Kyoshi(教師)の世界である。つまり
  Kyoiku(教育)の世界である。そして、それをめぐる
  Kenkyukyogi(研究協議)の世界である。それは、また、
  Kyokan(共感)−Kyotou(共闘)−Kyosei(共生)を通して、子どもと教師の世界をつなぎ、強め、ひろげる世界である。それは、さらに、とりわけ、
  Kadai(課題)をかかえた子どもの世界である。 教師にとってこの世界に立ち向かうことは、時には
  Konnan(困難)とKunou(苦悩)を伴うが、この世界を切り開いていくことによってこそ、明日が拓けてくるKibou(希望)の世界でもある。
 「Kの世界」には、私たちのじつにさまざまな思いが複合的に濃縮されている。

 このHOMEは、これら私たちの息づく世界を、より多くの人たちに知っていただき、できれば共に歩んでいただくきっかけになれば、との願いを込めて建てられた。同時に、このHOMEは、息苦しいほどの困難な状況の中でも、子どもの未来に自分の明日を重ねながら奮闘している仲間たちの、ほっと息つく安らぎの場所にもなってほしいと思っている。
 疲れ果てた一人の夜、このHOMEを訪れて、「ああ、ここにも同じ思いの仲間がいる」、そう思うだけで、少しは心が軽くなる、そんな場所にもなってくれれば、と思っている。 
 そして、「Kの世界」は、今新たな「K」を重ねようとしている。それは、これまでの「Kの世界」を、より広いKokyoken(公共圏)に打ち立て、確立しようとしていることである。

 多くの人たちがこのHOMEづくりに参加されますことを願っています。
                                               京生研代表 滝花利朗