京生研とは?

 私たち「京生研」(京都府生活指導研究協議会の略称)は、主に京都府内の教職員(退職者も含む)・研究者の自主的な参加によって結成されている、民間の教育研究会です。そして、全国生活指導研究協議会(略称「全生研」)の京都支部として活動しています。
 全生研は、都道府県ごとに支部を持ち、各支部は、それぞれ各地域でサークルを開きながら、日常的に研究活動を進めています。会員は全国で数千人を有し、毎年8月には全国から多くの仲間が参加して、全国大会が開かれています。この大会で提起される基調提案は、この数十年、日本の民主教育の重要な指針として、多くの実践者・研究者・教育関係者の関心を集めてきました。 全生研では、『生活指導』を発行し、全国の生活指導実践を紹介するとともに、基調提案の具体化、実践化、検証を行っています。
 私たち京生研は、この全生研に学びながら、結成以来、「課題をもった子どもの側からの集団づくり」を基本として、 実践、研究を進めてきました。それは、言い換えれば、今の学級・学校、さらには今の社会・世界・人間を、支配され、抑圧されている民衆の立場から問いなおし、だれもが幸せになっていく世の中をつくるにはどうすべきかを追求していく実践であり、その検証としての研究です。
 具体的には、府下各地域で、定例的なサークルが行われており、それらの活動の集約として、大会と合宿研を、それぞれ年1回開催しています。
 また、京生研は、近畿の全国委員連絡会を中心に、近畿の実践、研究の一翼を担い、出版活動や合宿研究会、近畿地区学校など、様々な取り組みもしています。
 組織としては、京生研常任委員会を中心に、研究会・ 学習講座などを府全体や各ブロックで、企画・実施しています。
 活動は、すべて会員による年会費でまかなわれています。なお、上記の趣旨から京生研会員は、全生研会員であることを前提としています。
  全生研年会費   3000円
  京生研年会費    500円
  合  計        3500円
  全生研会員には、年数回の会員通信が届きます。
  京生研会員には、京生研機関誌『Kの世界』が年4回配布されます。